ソフト闇金による融資の特徴

ソフト闇金の融資とは
ソフト闇金は銀行や消費者金融のように法律上、貸付業務を認められた業者ではありません。
つまり、違法業者です。
それゆえ金利は高く、正規の業者であれば守られるべき利息制限法による上限金利は、守られていません。
たとえば、10万円未満の金利の上限は年間で20%と定められていますが、ソフト闇金では7日で20%・10日で30%など、極めて高い金利が設定されます。
しかも、多くのソフト闇金で手数料がかかり、手数料と利息は前払いとなります。
融資を希望した金額から手数料と利息が差し引かれたうえで、残額が振り込まれる仕組みです。
■ソフト闇金で融資を受ける人の特徴
これほどの高金利なのに、ソフト闇金でお金を借りる人がいるのはなぜでしょうか。
それは、ソフト闇金が正規の業者では借りられない人にも融資をしてくれるためです。
逆にいえば、返済能力が極めて低い、返せないかもしれない人に貸すからこそ、高金利を定めて最初から控除してしまうのです。
どのような人が借りに来るのか、代表的なケースを見ていきましょう。
・総量規制の上限に達した人
消費者金融やクレジットカードのキャッシングなど、貸金業者においては貸金業法に定める総量規制が適用されます。
年収の3分の1までしか借りられないという法規制です。
総量規制の上限まで借りてしまい、新たな融資が得られない人がソフト闇金を利用するケースがあります。
・審査に落ちた人
返済能力などの問題で、銀行のカードローンや消費者金融のキャッシングなどあらゆるローンの審査に落ち、借りるあてがない人がソフト闇金を頼ります。
・債務整理をした人
自己破産はもとより、民事再生や任意整理などの債務整理を行った人は、正規の業者ではどこも貸してくれません。
クレジットカードの作成もできなくなります。
返済する資力もない、極めてリスクの高い借り手ですが、ソフト闇金では融資を受けることが可能です。
■審査はないのか
ソフト闇金は、本来借りられないような人まで貸してくれます。
とはいえ、誰でもおかまいなしに貸してくれるのかというとそうではなく、一応審査があります。
融資の条件として、収入があることを求めるソフト闇金がほとんどです。
収入額は大きな問題ではなく、アルバイトでも派遣社員でもかまいません。
継続的にお給料をもらえる仕事に就いていることが唯一の条件です。
そのため、失業中の人や定職がない日雇いの方は借り入れが難しくなります。
ただし主婦の場合は、ご主人が定職に就いていれば融資が受けられます。