在籍確認なしで24時間いつでも借りられるソフト闇金ってどうなの?
■ソフト闇金とは?
実際に利用したことはなくても、闇金という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。
闇金というのは違法な貸金業者のことで、一般的には貸金業法の登録を済ませていない業者を意味します。
クレジットカード会社や消費者金融など正規の貸金業者の場合は、法律で上限金利などが定められているため、利用者が安全に利用できる仕組みができていますが、闇金の場合は法律に縛られることがないので、法外な金利での貸付や強引な取り立て行為などが多く見られるのです。
ただし、最近は国や自治体による闇金への圧力も大きくなり、思うように活動ができない闇金業者も増えてきています。
そんな中で、近年急激に増加しているのが「ソフト闇金」と呼ばれる業者です。
ソフトという言葉からもわかるように、従来の闇金に比べると対応が丁寧な業者が多く、中には強引な取り立て行為をしない業者も見られます。
そのため、「どうせ借りるならソフト闇金のほうが安全だろう」と安易にお金を借りてしまうケースも増えていますが、ソフト闇金といえども法外な高利で融資を行う違法業者であることには違いがありません。
その点を理解しておかないと、後々大きなトラブルに巻き込まれてしまうことになるでしょう。
■ソフト闇金を利用しているのはこんな人
では、違法な業者と知りながらもなぜソフト闇金を利用してしまう人がいるのでしょうか。
その理由としては以下のようなことが挙げられます。
1.すでに総量規制の上限いっぱいまで借りてしまっている
総量規制はお金の借りすぎを予防するための法律であり、個人が借りることのできる金額の上限は「年収の3分の1まで」と定められています。
ですから、年収600万円の人がその3分の1にあたる200万円をすでに借りているならば、それ以上融資を受けることができません。
しかし、正規の貸金業者ではないソフト闇金であれば総量規制の枠にとらわれることはないので、すでに総量規制の上限まで借りている場合でも新たに融資を受けることが可能です。
2.ブラックリストに登録されてしまった
貸金業者から受けた融資の状況や返済の情報は信用情報機関に登録されています。
返済に繰り返し滞納が見られた場合や返済ができずに債務整理や自己破産をしてしまうと、要注意人物としてブラックリストに登録され融資を受けることができなくなってしまいます。
しかし、ソフト闇金業者ならば信用情報に傷があっても業者独自の審査基準を満たしていれば融資を受けることが可能です。
3.今すぐお金が必要だ
いくつもの業者からお金を借りているような場合は、1ヶ月に何度も返済日が来るので、ついうっかりと返済日を忘れてしまうこともあるでしょう。
特に夜になって気づいた時などは、消費者金融の営業時間が終わっていて申し込みができず、お金を借りることができません。
一方、ソフト闇金の場合は、SNSを利用した個人間融資という形態を取っている業者が多いので、24時間いつでもお金を借りることができます。
返済を滞納して遅延損害金を支払うくらいならソフト闇金を利用しようと考える利用者も多いようです。
4.会社に借金のことを知られたくない
融資を受ける際には在籍確認が行われるのが一般的です。
具体的には、申請書類に記載された勤務先に間違いがないか会社に電話をかけて在籍しているのを確認します。
通常は貸金業者側も気を遣って自分の情報を隠してくれますが、場合によっては借金したことが会社にバレてしまうこともあります。
ソフト闇金の場合は基本的に在籍確認を行わないので、会社に借金のことを知られるリスクがありません。

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