ブラックリストに載ってしまうと、登録された理由に応じて5年から10年の間はお金の借り入れが不可能になるといわれています。ただし、これは銀行や消費者金融といった企業からお金の借り入れをする場合のことです。民間金融機関に頼らなければ、ブラックでもお金を借りられる方法はいろいろとあります。
例えば、家族や親族、親しい友人からの借り入れであればブラックでも可能です。お金が必要な理由や借り入れた後の返済計画などを相手に誠意をもって伝えれば、いくらか融通してくれる可能性があります。仮に途中でプラン通りの返済が困難になったとしても、その理由や対応策をきちんと説明すれば納得をしてくれる場合があるでしょう。ただし、同じ相手から何度も借りたり、一度に多額のお金を借りようとするのは禁物です。最悪の場合、親族や友人に三行半を突きつけられてしまいます。
他人から借りることはしたくないのであれば、国や地方の公的融資制度を利用すると良いです。自治体の社会福祉協議会を通じて申請をし、審査を通過することができれば、必要書類を提出した日から数週間で融資されます。公的融資には、収入がなく生活の維持も難しくなってきている人向けの生活福祉資金貸付制度の「総合支援資金」や「緊急小口資金」、近い将来仕事に就く意思があってハローワークにも登録している人向けの「求職者支援資金融資制度」などたくさんの種類があります。どの制度を利用するかは社会福祉協議会にいる相談員との話し合いで決まるので、まずは最寄りの社会福祉協議会で相談しましょう。
所持品に高価なものがある場合は、質屋を利用することで必要なお金を借りられる可能性があります。質屋は品物を担保とする代わりにお金を貸し付ける店舗であり、期限までに返済ができなかったとしても品物の所有権が質屋側に移動、つまり買い取られたのと同じ形になるだけで、ブラックリストに新たに情報が追加されることはありません。
このように、ブラックでも借り入れを可能にする方法はたくさんあります。すぐに債務整理の選択をせずに、まずは上記のような方法で必要なお金を賄うことを考えてみましょう。