過去の借金で延滞したことから金融ブラック入りしてしまった、このような経験を持つ人はブラックでもお金を借りれる所はないだろうと思っているケースは多いといえます。一般的に、金融ブラックは融資審査で100%落とされるため借りれる所がないなどといえるわけですが、そもそも金融ブラックとは何を意味するもので、なぜそのような状態になっていることが他の金融会社がわかるのか疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
過去の借金で、数か月の延滞をしたときや任意整理など債務整理をする、これらは個人信用情報に記録が残される仕組みになっています。さらに、裁判所を通じて手続きを行う債務整理でもある自己破産や個人再生、特定調停などの手続きは国の情報誌でも官報に掲載されるため、個人信用情報にもそれが転記されて申し込みの際に個人信用情報が必ず照会されるため金融ブラックであることがわかる、このような仕組みを持ちます。
合法で貸し付けを行っている消費者金融は、個人信用情報を活用して信頼できる申込者であるのか否かを確認することになる、そこに延滞や自己破産などの記録があればブラック入りしている人物であることがわかり、審査に通過できません。これはお金を借りるときだけでなく、クレジットカードを作るときにも同じことがいえるのですが、一部の金融業者の中にはブラックでも融資を行っている会社もあります。この場合は、少額での融資などの条件になりますが、ブラックでも借りれる所はゼロではないのです。
ただ、お金を借りると同時に債務の義務が発生しますので、現在の収入が安定しているなどの条件も付いて来ます。仮に、毎月20万円前後の収入を見込める仕事に就いている場合には返済能力があるとみなされますので、他社からの借り入れがない人などはブラックでも融資を可能にするケースもありますが、収入が見込めない場合はその限りではありません。なお、これは正規の金融業者で闇金などではありません。