世の中には、ブラックリストと呼ばれるものが存在しています。ブラックリストに名前が掲載されている人は、危険人物として扱われるケースが多いです。お金関係で言えば金融機関からお金を借りても返済しなかった場合、保証会社のブラックリストに名前が掲載されます。ただブラックリストに掲載されたからといって絶対にお金を借りることができないわけではありません。有名な金融機関は、リストに名前が掲載されているだけでお金を貸してくれません。つまり審査の段階で却下される可能性がほとんどないわけです。しかし、中小企業の金融機関の場合にはリストに名前が掲載されている場合でもお金を貸してくれる可能性があります。
ブラックでも借りれる金融機関がある理由は、少しでも多く顧客を確保するためです。基本的に中小企業の金融機関は、大手の金融機関に比べると力が弱いです。資金もそれほど多くないため大手企業のようにテレビコマーシャルなどを出すことができません。また、有名芸能人などを使って宣伝することも難しくなります。ではどのようにして中小企業が経営して行くかと言えば、それは大手企業が行わないような方法でお客さんを取り込むことです。大手企業は、大抵の場合ブラックリストに名前が掲載されている人が審査に通しませんが、審査に通らなかっただ顧客を中小企業の金融機関は拾っていくわけです。
当然ながら、全くリスクがないわけではありません。基本的に金銭的な信用がない人は、再び同じことを繰り返す可能性もあるためある意味リスキーといっても言い過ぎではないわけです。ですが、一度債務整理などをした場合でも2回目にするとは限らないといえます。人によっては懲りずに何度も自己破産や個人再生等を行う人もいますが、すべての人がそのような事はなく反省して期限までに返済しようと取り組んでいる人がいます。そのような人に注目してお金を貸すようにしているわけです。当然ながら、厳しい審査を通過した大手企業でお金を借りている消費者に比べれば返済される可能性が若干低くなるものの、それでも会社が傾くほど滞納する可能性はないと判断しています。
